<日時>
2017年8月24日(木)19:00-21:00

<参加者>
金山さん、松浦さん、根芝さん、小田さん、古さん、神戸さん、田口さん、森さん、江頭さん、藤本さん、竹内さん、
亀山さん、津田さん、鈴木さん、江幡さん、西川さん、杉本さん、北角さん、吉川さん、吉田さん、奥谷(記)

<9月例会>
木曽駒。出発時間AM5時

<連絡事項>
・社内登山大会
 10/14実施予定、場所は金勝アルプス。一般社員の前に部員参加者を募集。一般社員募集は8月末開始。 
 17年度入部者は参加必須。現在一部メンバーでポスターの作成等実施。

・愛知岳連 
  9/12県民登山教室勉強会、9/23本宮山登山。〆切は2w前
 11/3-5登山普及指導者中央研修会 10月頃に申し込み予定
 10/28-29山の日を祝う会

<山行報告>鈴木さんより
 8/12-15の3泊4日で縦走。参加者は鈴木さん、天野さん。
 燕岳→大天井岳→常念岳→蝶ヶ岳 下山後は上高地で中房温泉へ。

<山行報告/夏合宿>藤本さんより
 8/13に北鎌沢出合到着。8/14-17(結果的に3泊4日)の山行、場所は槍ヶ岳。
 参加者は小田さん、舘谷さん、藤本さん、藤田さんの計4名。
 今回の集会では事故の内容/反省を中心に説明頂いた。

 [8/14]事故発生
 AM4時過ぎ、北鎌出合を出発。6:50頃岩場で落石により、藤田さんが右手小指を負傷(開放骨折)。
 応急処置を実施し、救助要請を試みる。
 部員の保有携帯では電波がつながらず、7:10頃ガイドの方の携帯電話で、ガイドの方に110番へヘリ救助を依頼してもらった。
 並行して自分たちからも救助申請をすべく、11時頃に小田さんが電波が届くと予測される水俣乗越へ出発。(二重対応実施)
 しかし水俣乗越でもなかなか電波がつながらない状況。一方残りのメンバーはビバーク組として待機。
 ビバーク組は、食事は昼夕共に予定通りだったが、救助隊がすぐに来ないこと、二重対応しているものの、
 小田さんを一人にさせてしまい遭難の危険性もあるということで、常に不安だった。
 
 [8/15]
 AM5時、小田さん側にて、ヘリを飛ばせるか確認状況ができた(地上との連絡がとれた)。しかし天候悪くすぐにヘリは飛ばせないと回答。
 AM8時過ぎ、地上から救助派遣と物質供給を検討中と回答。午後に救助隊が横尾発と連絡有。
 ビバーク組は、少なくとも16日明朝には陸路で救助隊が来ると確信していた。

 [8/16]
  AM5:00 天候悪くヘリ飛ばせないと連絡あったが、救助隊3名が西岳ヒュッテを出発と連絡あり。
 しかし14:00濃霧で救助隊は撤退したと連絡あり。小田さんと吉田さん合流。
 いよいよビバーク組では食糧が不足。地上の森さんより、16日中に救助隊は来れず、17日明朝に救助隊が水俣乗越を出発予定と連絡有。

 [8/17]
  AM10時過ぎ 救助完了。藤田さんはヘリで救助され、安曇病院へ。救助隊と舘谷さん、藤本さんで下山開始。
 18:30上高地着。
 救助隊より、今回の状況であれば自力で下山すべきで、それができないのであれば、このようなルートを選ぶべきではないと指導有。

 ●参加メンバーの反省コメント
 ・ルートを安易に外してしまった。今回の場所は普段踏まれていない道だったので、落石の危険も予想できたはず。
 ・自力で下りられないのであれば、ヘリを呼ぼう、という事前の部内での認識合わせもできていなかった。
 ・最初のガイドの方の「救助隊がすぐ来るだろう」というコメントを信じきってしまった。
 ・応急処置の知識が不足していた。今回のような開放骨折は空気感染が良くないのでそのための十分な消毒ケアができていなかった。
 ・トランシーバーや会無線があればまた違った。
 
 ●森さんからのコメント
 結果無事で本当によかった。ただ当人の方々が本当に不安で大変だったと思う。がんばってくれた。
 (コメントに加え、改めて今回の事故の発生〜救助〜下山までの経緯を森さんより説明頂いた)
 費用も、今回は警察のヘリだったためヘリ代はゼロ。人材費分の数十万円ですんだ。
 今回の件で部として特に下記事項について見直すべき。
 ・OBの方々が受傷した場合の会社、電友会の扱い方が今までグレーなので明確にルールづけしたい。
 ・情報展開と統制のあり方

 ●吉田さんからのコメント
 振り返りはしっかりしていきたい。どこまで部がリスクマネジメントできていたか反省すべき。
 今回「北鎌」という場所名が出た段階で部として何もリスク管理の議論が出ていなかった。
 これを機に今後は合宿前の議論を部でしっかりやっていきたい。

 ●金山さんからのコメント
 幸いだった。その後の行動も落ち着いて対応はできていたので、まだよかったと思う。振り返りが大切。
 これからしっかり課題を抽出することが大切。

 ●神戸さんからのコメント
 自分が留守部員だったサポートに廻れた。今回のレポートについて愛知岳連からは自由提出での指示。
 合宿に限らず、個人山行も事前の構えが必要。9/30救助講習(プロではなく、部員内で可能なレベルのもの)があるので、
 こういう機会に知識をつけたい。

<他連絡事項>吉田さんより
 ・60周年記念行事有。目的は部の活性化。チームごとに分かれ、2年間計画として目標をかかげ、そこに至るまでのプロセスを多くの仲間と共有する。
  デンソーの基本理念に立ち返ることをしたい。
  具体的な実施事項:
  →長期構想2025の策定(記念品の制作、ホームページのリニューアルを検討中)

以上